集計者が解説!2Pickレート杯出場者の戦績集計結果

2Pick

こんにちはTyshi(@Tshi0709)です。
先日行われた2Pickレート杯にデータ集計担当として参加させていただきました。今回はその集計結果について、どういう意図で作ったか、それによって何がわかるのかを深掘りしたいと思います。

前期の2Pickレート杯見てないという方は以下にリンクからぜひご覧ください。
データ集計については動画の 2:20:43 あたりからです。

【シャドバ大会】第11期2Pickレート杯

集計結果ごとの解説

ここからは動画内で公表された画像1枚1枚について、作成意図とデータからわかることについて解説していきます。
ぜひともご自分の2Pickレートの戦績を見ながらご覧いただきたいです。

レート杯出場者の使用リーダと勝率(前期)

まずはこちらのデータから。

作成意図

自分のクラス順位と比較してみてどの部分が違っているかを振り返り、次回レートの取り組み方の改善につなげたい。

データからわかること

上記データは、前期でレート杯が決定した人(16人)の前期成績を集計したものです。

まず、レート前期期間中の最も大きなことといえば、『極致の創造主・ベルフォメット』が出禁になったことでしょう。

レート前期:7/12(月)17:00~8/1(日)23:59
ベルフォメット出禁:7/29(火)

出禁になるのが遅かったと言わんばかりにベルフォメットは暴れまわったレート前期はネメシス1強環境であったと言えるでしょう。圧倒的な対戦数、勝率がそれを物語っており、ネメシスをどれだけ選択できたかは一つの重要な要素と言えます。これは運としか言えないので仕方がないとして、それ以外の要素を見てみましょう。

ネメシス以外の注目点として、ロイヤル、ウィッチ、ヴァンパイアの対戦数には差があるが、勝率がほぼ変わらないという点があげられます。
ロイヤル、ウィッチは500戦以上の対戦数で約60%の勝率を維持しており、安定性が高いことは間違いなく、上位リーダとしていた人も多かったことでしょう。
しかしながら、4位リーダにヴァンパイアをおいている人はこの時点では少なかったのではないでしょうか。

ここで07/14のJCGの集計を見てみると、ヴァンパイアは勝利数があまり多くなく、当初は注目されていないリーダであったということがわかります。
しかし07/18には決勝トーナメント進出者のヴァンパイアの勝ち数が増えており、この辺りからヴァンパイアがやれることが広まり始めたのかもしれません。

4位リーダにヴァンパイアを起用するためにもJCG結果の、特に決勝トーナメント進出者のリーダ選択を見るというのはよさそうです。

レート杯出場者の使用リーダと勝率(後期)

作成意図

自分のクラス順位と比較してみてどの部分が違っているかを振り返り、次回レートの取り組み方の改善につなげたい。

データからわかること

上記データは、後期にレート杯を決めた人の後期の成績を集計したものです。

後期の最も大きいことはアディショナルカードの追加によって環境が大きく変わったことでしょう。レート期間のちょうど中間のタイミングでの追加となった今回。アディショナルカードが与えた影響は少なくなさそうです。

レート後期:8/9(月)17:00〜8/29(日)23:59
アディショナルカード追加:8/19(木)

特にアディショナルカードの追加によって評価が上がったリーダがビショップでしょう。『贖罪司祭・イリス』の進化効果によって召喚される『レリックゴッデス』はネメシス、ウィッチでも対処できずそのまま勝ち切れるパワーを持っており、それによってビショップのリーダ順位が上がったと考えられます。「後4イリス、先5イリス」はRCS後期で最も聞きたくないワードだったことでしょう。

しかし、対戦数はヴァンパイアを抜いて4位となったビショップですが、勝率はヴァンパイアより低く、よくも悪くもイリス頼りだったということでしょう。

レート杯出場者のデータを集計してみた①・②

作成意図

2Pickレート杯出場者の対戦数と勝率データの傾向を見ることで、次回以降の2Pickレート杯を目指す人の具体的な数値目標を設定するための補助資料にしたい。

データからわかること

①のグラフは前期16名、後期16名の中での対戦数、勝率をまとめたものです。②のグラフは散布図といわれるもので、今回はレート杯出場者とリザーバーそれぞれのレート出場を決めた期の対戦数と勝率をまとめました。この2つの結果を見ながらレート杯前期の対戦数と勝率の違いについてみてみましょう。

②のグラフの青色は前期でレート杯が決まった人の前期成績、赤色は後期でレート杯が決まった人の後期成績、黄色はリザーバーがリザーバーになった期の成績をあわらしています。
一つの点が一人を表しており、各色が集まっている部分に前期、後期、リザーバーの特徴を見ることができます。
※リザーバーの人が前期、後期どちらでリザーバーとなったかを色分けすればよりよかったのですが、今回はご容赦ください。

まず前期のレート杯出場者の前期成績(青色)を見てみると、対戦数100戦前後が9人、150戦以上が7人となっています。
勝率は55%〜60%が7人で最多、60%〜65%が3人、65%〜70%が5人となっており、最高勝率は68%です。

続いて後期のレート杯出場者の後期成績(赤色)を見てみましょう。対戦数が100戦までの人が10人で最多、100戦〜200戦は0人、200戦以上が6人です。
勝率は70%以上が6人、ほぼ70%(69.8%)が2人、60%〜65%が4人、60%未満が4人という結果となりました。

前後期を比較すると、後期の方が対戦数が少なく、勝率が高い人が多いことがわかります。
いわゆる「上振れ着地」といわれる状態ですが、これを行うには環境の理解と2Pickの練度が相当必要になります。
また上振れ着地に失敗した場合に、後期レートでレート杯ラインに入るためには200戦以上の対戦数で勝率60%が必要であると言えそうで、後期でレート杯進出を目指す方はこの2パターンを軸にするのが良さそうです。

一方前期のレート杯進出ラインは100戦〜200戦で勝率60%と、一見少なく見えますが、環境がまだ進んでいない前期で勝率60%を出すのは大変なことです。

とはいえ、環境が進んでいないということは研究をやればやるほど有利になると言えるので、JCGやルームマッチといったレート外での研究は有効そうです。

データを使って2Pickレート杯を目指そう!

  • 前期環境の研究がしたいけど、自分だけだと不安…
  • 自分のリーダ順位に自信が持てない
  • データで環境分析することに興味がある

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2Scie ではメンバの2Pick対戦データを集計し、勝率の高いリーダ、対面リーダ毎の勝率などなどを日々共有しています。
より詳しい内容は以下記事に記載していますのでご覧ください。

2Pickレートに取り組みたい方なら誰でも参加できますので興味のある方はTyshi(@Tshi0709)までDMをお願いします。

みなさんのご参加お待ちしてます!

この記事を書いた人
Tyshi

GamAna管理人。ゲームが好きという理由で情報工学科に進学。現在は会社員としてシステム開発の管理業を行う。PythonでWebアプリを作るために勉強中。
Shadowverse、ポケモンUNITEにハマり中。

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