JCG勝利数で振り返るSOR 2Pick 環境

2Pick

はじめに

みなさん、SOR環境2Pickはいかがでしたでしょうか。今期はどのクラスも強み、弱みがありどのクラスも戦うことができたためとても面白い環境だったと思います。

実際のところ本当にどのクラスも戦えてたのか、結局どのクラスが強かったのか、等をJCGの勝数を元に振り返っていきたいと思います。

前提

SOR環境を期間で区切り「前期①」、「前期②」、「後期①」、「後期②」とします。定義とその具体的な期間は以下。

SOR環境(定義)

前期①:SORリリースから大型調整(トリモン、ゼルガ等)まで
前期②:前期①からアディショナルカードリリースまで
後期①:前期②からイルガンノナーフまで
後期②:後期①から新弾リリースまで
レート前期:Rating for シャドウバース 2Pick 前半戦期間
レート後期:Rating for シャドウバース 2Pick 後半戦期間

SOR環境(期間)

前期①:09/29~10/28
前期②:10/28~11/19
後期①:11/19~12/07
後期②:12/07~12/27
レート前期:10/05~10/25
レート後期:11/02~11/22

注意

また、今回の集計はJCGの対戦結果画面から取得しております。
よって得られる情報はあまり多くないです。
これは大会を円滑の進めるために入力情報を最小限にしているためです。
毎週のように大会を開くためにはしょうがない仕様なのかなと思います。
※せめてお互いのリーダと先後が見えればより分析しやすいのですが…
【得られる情報】
 ・対戦者の名前 ・対戦結果
 ・勝利者の名前 ・勝利リーダ

略称として以下を使用します。

E:エルフ、R:ロイヤル、W:ウィッチ、Nc:ネクロマンサー、B:ビショップ、D:ドラゴン、V:ヴァンパイア、Nm:ネメシス

集計結果

SOR全期間の勝利クラスはこのようになりました。
これを見るとこん環境のクラス順位は以下となります。

B > Nc = R > Nm > W > V
BAN:E, D

しかしながら、このグラフだけではメタを掴むことができないので、JCG大会毎の勝利数推移を見てみます。

SOR期 JCG 2Pick 集計グラフ

パッと見ただけでも、先ほどのクラス順位がそのままいまの順位とは言えないことが見えてきますね。
以降はこちらの勝利数推移グラフをもとに各期間を振り返っていきたいと思います。

振り返り

まず【前提】で設定した期間ごとにグラフを領域分けしていきます。
この期間ごとに勝利数を見ながら環境を振り返りたいと思います。

SOR環境(定義)

前期①:SORリリースから大型調整(トリモン、ゼルガ等)まで
前期②:前期①からアディショナルカードリリースまで
後期①:前期②からイルガンノナーフまで
後期②:後期①から新弾リリースまで

SOR環境(期間)

前期①:09/29~10/28
前期②:10/28~11/19
後期①:11/19~12/07
後期②:12/07~12/27

前期①:3強時代

定義:SORリリースから大型調整(トリモン、ゼルガ等)まで
期間:09/29~10/28
主なイベント:RAGE、Rating for シャドウバース前半戦

SORリリース前からBの新ブロンズカードカインドブライトが注目されており、事前評価でB1位の人が多かったのではないでしょうか。実際カインドブライトは強力で、尚且つ優秀な銅銀カードが追加され事前評価通りの1位クラスとなりました。

またBが頭ひとつ抜けていましたが、この頃のNc、Rもそれぞれ強みがありBに一矢報いることも十分に可能でした。この後評価されるNmはまだ影を潜めており、前期①はB、Nc、Rの3強時代と言えるのではないでしょうか。

優秀なBの銅銀カードたち

カインドブライト
ダーティープリースト
セト

前期②:B高見の見物、2位争い激化時代

定義:前期①からアディショナルカードリリースまで
期間:10/28~11/19
主なイベント:Rating for シャドウバース後半戦

ゼルガネイア、トリニティモンスターズをはじめ4種類のカードがナーフされました。

このナーフによってBのドローソースであったホーリーエンチャンターが使いづらくなりリソース面で不安が懸念されましたが、勝数を見てみるとそんなことを感じさせないほど圧倒的に勝数を重ねていました。
一方、環境が少し進んだと言うこととトリニティモンスターズがナーフされたことによりNcは緩やかな勝数減少が見られた。このことから、トリニティモンスターズのナーフの痛手は大きかったのではないだろうか。
またレジェンドカードの強さ、ブロンズカードの優秀さが理解され始め、Nmが環境に登場します。このように前期②では前期①のB、Nc、R3強時代からNc、R、Nmの2位クラス争い時代へ移っていきました。

ちなみに… この時の調整でBAN候補だった2クラスのカードに上方修正がかかりましたが、ゴールド・レジェンドカードだったため2Pickのクラス順位には特に影響は見られずでした。いかにブロンズ・シルバーカードが大事かが分かりますね。

後期①:アディショナルによるNc大躍進時代

定義:前期②からイルガンノナーフまで
期間:11/19~12/07
主なイベント:Rating for シャドウバース後半戦、JCG世界大会予選

アディショナルカードで強カード2枚をもらったNcが大躍進、Bとの1位争いをするまでになりました。その他のクラスはアディショナルでもらったもらったカードが軒並み微妙だったため順位変動はなし。

ケアが難しい4点AOEイシス
処理できない面を押し付ける死の哲学者

後期②:イルガンノナーフによるNmの失墜!? Rの順位やいかに!?時代

定義:後期①から新弾リリースまで
期間:12/09~12/27
主なイベント:Rating杯、RAGE決勝、JCG世界大会決勝

突然のイルガンノナーフでNmに大打撃が与えられてから環境最後までの時代。集計して見てみるとわかったが、意外とNmの勝数には影響が出ていないことがわかり驚いた。

そしてもう一つ驚いたのがNcの勢いである。後期①で1位に迫る勢いを見せ、12/16にはついにBを抜いて1位クラスになる快挙を見せました。しかしその勢いは最後までもたず、12/16を最後に勝数は減少していることがわかります。これはアディショナル後のNcの戦い方に慣れてきたことが要因ではないでしょうか。(例:死の哲学者ケアでカインドブライトを温存する等)

12/16のJCG集計・考察は以下からどうぞ

12/16 JCG 2Pick大会集計と分析
目的JCGの勝利数を集計することで、2Pick環境メタを把握する。集計対象今回集計した大会は以下。JCG Shadowverse Open 15th Season Vol.35 12月16日 2Pick大会 グループ予選JC...

まとめ

振り返ってみるとSOR期の2Pickは各クラスの強さが比較的拮抗しており、やり込みがいのある環境だったと思います。各人がクラス順位に最後まで悩み苦悩したことでしょう。私自身も非常に悩みながらこの環境でプレイしましたが最後まで順位が決めきれなかったと思っています。

私以外も多くの2Pickerが苦悩した良環境ということで、クラス順位についてアンケートを募集することにしました。お時間の都合が良ければ答えていただけると幸いです。

結局SOR環境2Pickのクラス順位は?
SOR環境も終わりに差し掛かってきました。 今期の2Pick環境はどのクラスも戦える面白い環境だったと思いますが、皆様はいかがだったでしょうか。 せっかくなので実際みなさんがどんなクラス順位で戦っていたのか集計してみると面白いのではないかと思いこのアンケートを作成しました。 新弾リリースまでの短い期間ではありますがご協...

ここまで読んでいただきありがとうございました。2Pickをやる方々に少しでもいいねと思ってもらえると幸いです。来期の2Pickも今から楽しみです。

ただしラー、お前はダメだ。

この記事を書いた人
Tyshi

GamAna管理人。ゲームが好きという理由で情報工学科に進学。現在は会社員としてシステム開発の管理業を行う。PythonでWebアプリを作るために勉強中。
Shadowverse、ポケモンUNITEにハマり中。

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