目的
- JCGの勝利数を集計することで、2Pick環境メタを把握する。
集計対象
今回集計した大会は以下。
JCG Shadowverse Open 15th Season Vol.35 12月16日 2Pick大会 グループ予選
JCG Shadowverse Open 15th Season Vol.35 12月16日 2Pick大会 決勝トーナメント
注意
今回の集計はJCGの対戦結果画面から取得しております。
よって得られる情報はあまり多くないです。
これは大会を円滑の進めるために入力情報を最小限にしているためです。
毎週のように大会を開くためにはしょうがない仕様なのかなと思います。
※せめてお互いのリーダと先後が見えればより分析しやすいのですが…
【得られる情報】
・対戦者の名前 ・対戦結果
・勝利者の名前 ・勝利リーダ
集計結果
集計結果はこのようになりました。
考察・分析
今回はいろいろ思うところがある結果が得られましたが、私の注目点は以下です。
- Ncの快挙!勝数1位
- Bの勝数の大幅減
- 微増のNm, W
1. Ncの快挙!勝数1位
結果を見てまず思ったのは、Ncの勝数がBを抜いていることですね。アディショナル後に大きく勝ち数を伸ばしてきたNcがついにBを抜いて1位という快挙を達成しました。前環境から集計を始めた私ですが、1位が逆転するのは初めて見ます。
やはり要因として大きいのはアディショナルカードの存在でしょう。Ncで追加された2枚はどのクラスよりも強力でありNcの苦手であった、
- 3〜4点あたりを並べられる動きに対して1枚で返せるAOE(全体除去)を持った『イシス』
- 後半のリソースが切れかけた時に1枚で強力な面が作れる『死の哲学者』
によって、『ラー』や『ウィルバード』+守護たくさんがPickできなかった下振れ〜普通Bに対してかなり勝ちやすくなったのでしょう。
Ncを支えるアディショナルカードたち
2. Bの勝数の大幅減
Ncが強くなったとはいえ、勝ち数の増加は+7程度。しかしBは-20と大きく下げているところも注目すべき箇所です。
これは全体としてクラス選択の際の順位がNc > Bとなっている人が多いといえそうです。
3. 微増のNm, W
2.の表を見ていると何かおかしい気がしてきます。クラス順位がNc > BとなりBの勝数が減少したとすると、Ncの勝数も増えるはずです。しかしNcの勝数はあまり増えていません。それはなぜでしょうか。Nc, Bの提示がたまたま悪かったというにはちょっと減りすぎな気がします。
そこで以下のように考えられます。
- アディショナルによってNcがBに勝ちやすくなりクラス選択順位がNc > Bとなる。
- それによりNc割合が大きく増加。
- Ncの構築内容はアディ前後で大きく変わっており、アグロで削り切る構築から、中終盤も戦える重めの構築になる。
- AOEと終盤のバーンダメージが強く、体力5を並べられるW と横に並べ続けられるリソースを持ったNmがNcに勝つ。
上記の流れは想像にすぎませんが、増えたNcに対抗できるのはRではなく、実はNm, Wなのかもしれないですね。
終わりに
SOR環境も終わりに近づいてきましたがまだまだメタが回っており、まだまだ遊びつくせてなさそうですね。JCGは残り少ないですが、今後の集計結果も注目ですね。以前はnote, twitterで発信していましたが、今後はこちらで集計・分析を発信していきます。よければまた覗きにきていただけると筆者は喜びます。最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント
[…] […]