先日、約7年使っていたiMacを初期化しました。
そのときに色々と手こずったのでその時の解決方法を備忘録として残します。
初期化の経緯
7年間全く初期化もせず整理もせず使い続けていた iMac がこの1年くらいかなり動きが遅くなってきていました。どのくらいかというとキーボードを叩くと3秒後に画面に入力される、Google Chrome が起動するのに5分かかるなどなど…
しかし、めんどくさがりの私はそんな状況でも何の対策も行いませんでした。
ある日のこと、不用意にMacOSアップデートを行なってしまい1日待っても終わらない状態に…
そんなに必要なファイルは無かったはずと意を決し、OS初期化をすることにしました。
初期化時に参考にしたサイト
初期化後はバージョン 10.9 からのスタートだったので、上記サイトの通りに 10.10 Yosemite →10.11 El Captain →10.12 Sierra → 10.13 High Sierra →10.14 Mojave とアップデートしました。
アップデートの際にブラウザは終了させられるので、メモ帳かなにかに上記URLを残しておくとスムーズです。
10.14 Mojave → 10.15 Catalina へのアップデートは以下のように、Appleマーク → このMacについて → ソフトウェア・アップデート 画面に遷移するとアップデート情報が出てきます。
Appleマーク押下→このMacについてを押下
このMacについて → ソフトウェア・アップデート
画像はアップデート完了しているが、未アップデート時はここにリンクがある
困った①:初期化後の環境構築
最近はPythonでデータ収集を行なっているため、Python環境を構築しなおすために以下をインストール。
- Google Chrome
- Anaconda
- VSCode
そしてまずはターミナルからJCGスクレイピングのPythonファイルを実行してみると…??
`urllib.error.URLError:`
` <urlopen error [SSL: CERTIFICATE_VERIFY_FAILED]`
`certificate verify failed:`
…何やらうまく動かない。
以下サイトで解決を試みるもうまくいかず…
【python3】python3系でurllibのエラーが出た時の対処 – Qiita
よくよく調べてみると、Python のパスが通っていないとのこと。
そこで Python のバージョン確認をしてみると、 2.7 であることが判明。
最新版(3.9)を入れたはずなのに…
と思っているとPythonとpipのエイリアスが設定できていないことがわかりました。
エイリアス(alias)
「別名」という意味をもち、コマンドを簡略化するために別の名前をつけること
例:python3 を python と入力するだけで実行できる。
以下サイトを参考に、エイリアスを設定し直しターミナルで動くことを確認できました。
pythonコマンドでpython3を実行したい – Qiita
困った②:VSCodeで実行できない
先の問題が解決し、続いてVSCodeで実行を試みる。
またしても動かない…
The default interactive shell is now zsh.
To update your account to use zsh, please run `chsh -s /bin/zsh`.
調べてみるとターミナルとVSCodeでは動かしているシェルが違うことが判明。シェルが違う…??
- ターミナルで実行していたシェル:bash
- VSCodeで実行していたシェル:zsh
何やら『シェルが異なると環境変数も異なる』→『エイリアスも環境ごとに設定する必要がある』とのこと。
またエイリアスか…
以下コマンドで bash → zsh に切り替えができます。
切り替え後は「$」が「%」に変わります。
$ chsh -s /bin/zsh
その後、環境変数ファイル 〜/.zshrc ファイルにエイリアスを設定して無事終了。
まとめ
- エイリアスが設定されているか確認する
- 実行させようとしているシェルの環境変数を修正する
初期化も合わせて2日位持っていかれたので次回からはスムーズに環境作りができるはず。
以上です。ただの雑記でしたが最後まで読んでいただきありがとうございます。
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